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大野直子 VS 桝野正博                                                                                                      離反と融合をくりかえす、一枚の詩と、一篇の詩。
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     回 帰


   足跡から潜り込んで
   自分の内側に立つ

   脱色された草々が波頭みたいにうねり
   ススキがぶっきらぼうに立ち枯れている
   くさはら

   そこでは
   わたしの皮膚が発散する
   ふんぷんとした甘さが
   鼻を突く

   削ぎ落とせ
   削ぎ落とせ

   がんじがらめの思考も
   常識も
   従順さも

   わたしは身のうち深く佇つ
   一本のはだか木になるのだ






















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永劫回帰
 そうだったか。回帰。

 この足跡の写真には自分で言葉をそえるつもりだったけれど、当たり前の言葉しか出てこないことを知っていたので、そうだ、こういうときこそpoetに投稿しようと思いついた。なおこならどんな思いが浮かぶんだろうと、初めてpoetらしい使い方ができたわけだ。そしてぼくの期待は見事に予想通り裏切られなかった。写真も詩になりうることに、すこしだけ自信が生まれた。素直にうれしい。でもほんとうは、いまようやく始まったばかり。

 回帰。素敵な言葉だね。めぐっている。回帰は、けして元に帰るというような単純な話ではないだろう。永遠に繰り返される果てしのない旅のようだ。一本のはだか木のまわりをいつまでもいつまでもめぐっているのだろうか。なおこも、ぼくも、この世の生きとし生けるものすべて。ほんとうに壮大な詩だ。ありがとう。
<マ> 2008/02/29(Fri)12:45:31 edit
原っぱ
毎日でも行って、そこで過ごしたくなる場所がある。昨日も今日も、きっと明日も。
<マ> 2008/02/25(Mon)11:35:24 edit
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